子供には、かまってもらう時間が必要だ。話しかけたり、耳を傾けたり。そうした人との関わりの中で、子供たちは社会性や常識を身につけ、語彙を増やし、物事の見方や考え方を学んでいく。そこに十分な時間がかけられたとき、その相手やそこにあるモノ、そこを包む空間は、その子になじみ、構えなくてよくなり、自分が自分でいられるようになり、居場所になる。

時間はみなに平等にあるのなら、少しだけ日常から離れてみる。山には、静かで穏やかな時間が包み込む。子供たちの生活の一部に山の時間を加えてほしい。人の成長には、そういうゆったりゆとりの時間が必要だと思う。

社会は効率性のみを求めている、それでこの国は豊かになったといえますか。豊かな国に必要なものは、未来を支える子供たちの沢山の笑顔です。山のてっぺんからゆったり下を眺めているだけで、ものを大事にする心が芽生えてきそうです。 都市部への流失で寂しくなったそんな山も、子供たちの笑顔は大歓迎です。